Image

二つのリサイクルループを推進します

右の図は当社の実践する資源循環型農業を模式化した図です。クリックで拡大表示されます。

  1. 規格外で店頭に並ばない農産物や食品加工場から出る食品の切れ端や余剰材料など、そのまま廃棄するのはもったいない食品を飼料として再利用するリサイクルループ
    (賞味期限切れ食品や食品残渣は使いません)
  2. 豚糞を肥料として再生し、畑に蒔き、農産物の育成に利用するリサイクルループ

この2つの循環で資源の有効活用に努めています。

エコフィーディングシステム

Image

当農場では、養豚用飼料にエコフィードフィーディングシステムを採用しております。

このシステムは、食品スーパーや百貨店などで売れ残ってしまったパンやおにぎり、 食品工場の製造ロスの麺類、菓子等の余剰食品を有効活用するための仕組みとして考案されました。

㈱日本フードエコロジーセンター(略称:J.FEC)が独自の技術で殺菌、発酵処理をおこなって液体状の乳酸発酵飼料(エコフィード)を製造し、養豚農家でこれを給餌して育てるというシステムです。

食品廃棄物をエコフィードに有効利用することで焼却に必要な石油などの消費量を減らし、また焼却時に発生するCO2を削減するなど、ごみ処理問題の解決に寄与しています。

原料の食品には、食べ残しは使用しないなど、厳しい基準のもと乳酸発酵飼料は製造されています。

Image
Image

臭気対策

Image
Image

弊社では、豚の糞尿にEM菌を混ぜることで嫌気発酵を抑制し、臭気を減らしています。EM菌は「Effective Microorganism(有用微生物群)」の頭文字をとったもので、数十種類の有用な微生物を培養し、安定的に活動できるようにしたものです。

また、畜舎に溜まる糞尿を減らし素早く処理する為、し尿処理施設で下水道へ流せる基準まで綺麗にし、下水道へ流しています。

その他にも、防臭の為の植林や、夕方の麓への風向きを考慮し、臭気の立つ作業を行わないなどの作業スケジュールを組んでいます。

 

2018年からは麓へ風向きが行く時間帯に、デオマジックを散布し始めました。

デオマジックとは糞尿臭をナッツ系の甘い香りに変える、食品添加物を使った香料です。

臭いを減らす取り組みも従来通りに行い、同時に、どうしても発生してしまう糞尿臭をいい香りに変える取り組みです。

2020年からは解放的なおが粉畜舎に対して、白神こだま酵母の散布を始めました。秋田県羽後町の養豚場で悪臭が大幅に緩和した実績のものです。

 

今後も、肥料処理施設の縮小等を計画しており、更なる臭気対策を行っていく予定です。

© Copyright 2018 . All Rights Reserved 株式会社あずみ野エコファーム